坐骨神経痛
症状の改善や施術効果には個人差があります。
症状や病名が同じであっても、必ずしも効果効能を保証するものではございません。
症例25 立ってる時、歩く時、寝てる時、いつも痛みやしびれがある
女性 30代 江戸川区
来院
2019年11月
来院回数と来院頻度
6回 週1回
症状と来院理由
1ヶ月前、旅行に行ったとき、新幹線で5時間、左の足元においた荷物をよけるために左膝を曲げ続けて座った。それ以来、左のお尻、太もも、ふくらはぎに痛みがある。
1ヶ月経っても良くならないので整形外科に行ったところ「坐骨神経痛」と診断された。
病院で電気治療を受け、痛み止めの薬と湿布をもらって使ったが痛みが変わらないので、鍼を受けることにした。
立ってる時、歩く時、座ってる時、階段をのぼるとき、寝てる時、仰向けでもうつ伏せでも痛みやしびれがある。
痛みで目がさめてしまう。
介護の仕事をしており、利用者さんに靴を履かせようとかがんだ時なども痛む。
同時に施術した症状
なし
施術内容と経過
坐骨神経痛と関連がある腰の動きに問題が出ていないかテストすると、
前屈、後屈、側屈、回旋ですべて痛みがあり、陽性であった。
左腰方形筋、左臀部、大腿後面左、ふくらはぎに硬いところ、圧痛があった。
まず腰の動きと、腰方形筋とふくらはぎの緊張を改善するため、手のツボに鍼を行った。
腰の動きが改善したのを確認できたので、坐骨神経痛の施術に移り、腰のツボに鍼を行ったところ、
臀部と大腿後面の痛みが10→5まで軽減。
2回目
「痛みで目が覚めてしまうこともなく、すっきりと眠れた」
「臀部、大腿後面はだいぶ楽になったが、膝から下にしびれを感じるようになった」とのこと。
前回の施術に加え、しびれている箇所の裏側、ふくらはぎのツボに鍼を行うとしびれ感が軽減した。
6回目
「しびれはたまに出るものの、頻度もかなり減り、気にならない程度となった」とのこと。
これまでと同様の施術を行い、終了とした。
使用したツボ
精霊L
空髎L
飛揚L
L3(1)L
まとめ
無理をして同じ姿勢で座り続けたことで、腰部、臀部(梨状筋)、大腿後面、ふくらはぎに緊張が生まれたのが原因と思われる。
動きの改善、緊張した部位の確定をすることが大切である。