横になったり寝返りでぐるぐるするめまい、後頭部のもやもや
症状
4日前の夜明けにめまいの感覚で目覚めた。吐き気をもよおし嘔吐。朝まで嘔吐を繰り返す。 朝に落ち着いたので仕事へ向かうが、その夜は寝返りをするとぐるぐるするめまいがあった。 2日後に耳鼻科を受診し、目と聴力の検査の結果「良性発作性めまい症」と診断され、エプリー法を指導される。 朝目覚めて、目を開いたときにグルグル感がある。後頭部にもやもや感がある。 じっとしているとめまいを感じ、歩いているほうが大丈夫。ふだんから肩こりが気になっている。 昼間の吐き気はおさまってきたものの、起床時の吐き気と横になったときのめまいがあり熟睡できない日々が続いているため来院。
-
来院者
女性
30 代
-
期間
2020年12月 -
頻度
週2~3回 -
通院回数
3回
施術と経過
めまいと関係が深い頸部と肩甲骨付近を触診。 するとめまい症の方に特有の筋肉の緊張があったため、緊張を緩和するツボを使うことにする。 *1回目 仰向けにねるとグルグルめまいがするので、座ったまま鍼を行うこととする。 後頚部の緊張を緩和する足首のツボに鍼をすると「めまいが3~4割まで減った」とのこと。 次に、側頚部の緊張を緩和する肩甲骨のツボに鍼をすると「ほぼない」とのこと。 肩こりと関係がある腹部を確認すると、触ると気持ち悪い部分があったので、そちらに対応する膝のツボと足首のツボに鍼を行い、1回目は終了。 *2回目(1回目の2日後) 前回の施術後の変化として 「横になったときのめまいがなくなたので朝まで眠れるようになった。」 「起床時の気持ち悪さが減った」とのこと。 今回は横になって施術を行うこととした。 前回のツボに加え、後頚部の緊張を緩和する背中のツボに鍼を行う。 *3回目(1回目の7日後) 「めまいはほぼなくなった」 「首の後は凝ってる感じはあるものの、気持ち悪さはなくなった」 とのことで、前回同様の施術を行い、通院を終了とする。
使用したツボ
まとめ
頚部の過度な緊張が、めまいを引き起こしたと考えられる。 今回は横になるとめまい症状が強まるとのことで、座ったまま鍼を行った。 ベッドに横にならないと鍼を受けられないと考えている方も、諦めずに鍼を受けてほしい。
担当スタッフ
那須あゆ美