40年来の腰痛 エビのように腰を丸めないと寝られない
症状

40年前からずっと腰痛を繰り返している。 ここ4.5日でひどくなった感じがあり、昨日の夕方から急激に悪くなった。 腰に関して、日常生活で困っていることは ・寝るときは仰向けなれないのでエビのように腰を丸めて横向きになる ・歩いているとバランスを保てずふらつく ・座っている時、腰を伸ばせず前かがみでないときつい ・座位からの立ち上がり ・しゃがんで床の物を取れない ・台所に立つのがきつい ・ズボンを履く時に片足立ちができない 膝は内側に違和感があり、階段を降りるのがキツイ。腰ほどツラくはないが、一緒にみてもらいたい。
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来院者
女性
60 代
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期間
2018年10月 -
頻度
週2~3回 -
通院回数
5回
施術と経過
身体の動きの検査を行うと、 腰部は右の側屈に大きな制限があり、座位では左右とも脚の上げづらさを確認できた。 立位で太ももを上げてもらうと、バランスを保てずふらついた。 腰部の筋肉は、腰椎1番~3番の高さに緊張と硬さがあった。 1回目 脚のあげづらさがあるため、腸腰筋にはたらきかかける足の甲のツボに鍼を行った。 次にバランスを保ちやすくする、肩甲骨のツボに鍼を行った。 腰椎側屈に働く脊柱を整える目的で、脛のツボに鍼を行った。 施術後、座位で前かがみになる姿勢が改善され、しゃがんで床の物を取れるようになった。 2回目 「歩くときのふらつきがなくなり、ズボン履く時に片足立ちできるようになった、座位からの立ち上がりも楽になった」とのこと。 前回同様の腰の施術に加えて、膝の施術も行う。 膝に関連が深い臀部を確認すると、やはり硬い部分があったのでそちらに鍼を行った。 4回目 「身体をエビにしなくても寝れるようになった。職場で、歩く姿勢がよくなったと言われて嬉しい」とのこと。 5回目 「腰の痛みを忘れている。膝の痛みも気にならなくなった」とのこと。 念の為、前回同様の施術を行い終了とした。
使用したツボ
まとめ
腸骨筋、肩甲骨、脊柱を整えることで40年来の腰痛が改善した例。 歩行には腸腰筋、身体バランス保持には肩甲骨が大きな役割を果たしている。
担当スタッフ
那須あゆ美